いよいよご対面!!!!!

病院に着いて、すぐ陣痛室へ。痛みは次第に強くなり、汗もすごかった。実母はひたすら腰をさすってくれていた。
旦那様は旦那様の親と一緒に車で来ると言う。でも、旦那様には早く来て欲しかった。
こんなに陣痛がすごいものとは思っていなかった。痛みを逃がそうと深呼吸している内に過呼吸に陥った。助産婦さんが「口にタオル当てて、自分の吐いた息をまた吸いなさい」と言ったがそれどころではなかった。
朝10時半、ようやく旦那様が到着。
もうすでにパニックに陥っていた私は痛みに耐えていける自信が無くなっていた。
「早く先生呼んで!まだいきんだらあかんの????」ばっかり。
そして12時、ようやく分娩室へ。立った私はふらふらしていた。過呼吸のせいで顔色は悪く視界も緑がかって見えていた。途中、実母が泣きながら私を励ましてくれた。「あんたがしっかりせなあかんねんで!!」それで少し自分を取り戻せた。
分娩台にあがってもすぐにはいきませてもらえなかった。
旦那様は隣で一緒に呼吸法をしてくれていた。
助産婦さんが導尿・そして破水させてくれた。そして「はい、いきんでいいですよ!!」その言葉をどんなに待ったことか。
「う~ん!」といきむこと4回。会陰切開する間もなく、赤ちゃんは出てきた。
口の中に入っていたものを吐き出させてもらってから「オギャー」と泣いたらしい。(実は泣いたところは記憶に無い)
午後0時37分。ようやく「稚奈」とのご対面をはたした。



© Rakuten Group, Inc.